書籍紹介

書いて・きいて・深める

――信頼関係を築くコミュニケーショントレーニング101

 

山田雅子 著

B5判 並製 136頁

ISBN978-4-908765-29-2

定価1,600円+税

この本では、(自ら)書いて、(人から)きいて、(考えを)深めることに重きを置き、人からの反応を得ながら書き進めていくかたちにこだわりました。

 

本書のタイトルの「信頼関係を築く」という部分には、トレーニングの先に目指す理念を添えています。前述のように、コミュニケーションを成り立たせるものは小さなスキルではありますが、コミュニケーションによる喜びとさらなるコミュニケーションへの原動力をもたらすのは信頼という心の状態です。逆に、信頼がない中でのコミュニケーションはただのスキル行使に過ぎず、苦痛と関係破綻にしかつながりません。

101のワーク(TRY)は決して少ないものではありませんが、これらを経て、コミュニケーションそのもののヒントはもちろんのこと、コミュニケーションをより良く楽しむヒントまでが、皆さまのもとに残っているようであればとても嬉しく思います。

本書の仕掛けはワーク(TRY)で終わりではありません。書き込み済みの1冊を1年経過ごとに見返してみることもおすすめです。きっと、書き込まれたページを開く度に新たな気付きが生まれます。(「はじめに」「むすびに」より抜粋)

 

1章 “自分らしさ”の再発見

2章 自己紹介、その前に

3章 良い会話の秘訣は聴き方にあり

4章 他己紹介で意識改革

5章 自分も相手もまず受け止めてみるところから

6章 自己表現は率直に、さわやかに

7章 グループワークで協働マスターに

8章 カッコいい大人の敬語表現

9章 魅力的で頼れる履歴書づくり

10章 コミュニケーション力で面接を勝ち抜く

 

■著者

山田 雅子(やまだ・まさこ)
早稲田大学大学院人間科学研究科博士後期課程修了、博士(人間科学)、埼玉女子短期大学教授。主に、心理学やコミュニケーション、対人行動に関わる授業を担当。研究においては、社会心理学、色彩心理学を専門とし、特に対人場面に着目した実験調査に取り組む。

 

死とともに生きることを学ぶ
――死すべきものたちの哲学 第2版

 

竹之内裕文 著

四六判 並製 334ページ

ISBN978-4-908765-22-3

定価:本体1850円+税

帯文;石谷邦彦(東札幌病院理事長)

※第14回 日本医学哲学・倫理学会 学会賞受賞(2020年)作品

まもなく死にゆく者と、わたしたちは「死」について語り合うことができるだろうか。むしろ落胆させないように、真実を語ることをためらうのではないか――

 

 「死とともに生きることを学ぶ」という探究のプロセスは、父との死別から始まった。死すべき定めをどのように引き受け、生きたらよいのか。父との死別によって突きつけられた問いを抱えながら、著者はかけがえのない人たちと出会い、対話してきた。

重度障害者の自立ホームでは、筋ジストロフィー症の友人と出会い、「介助」と「哲学」の関係について省察するという課題を突きつけられた。また彼との死別の経験を通して、「共に生きる」ことと「本当に生きる」ことを学んだ。ある在宅緩和ケア医とともに訪れた終末期患者の自宅では、「死」が「間」の出来事として現出していた。安倍川上流の農山村では、土地における「生」の継承を目の当たりにし、「よく生きる」ことについて根本から考えなおした。白神山地では、マタギの背中を追いながら、「いのち」に与(あずか)って生き、死ぬことを学んだ。障害を抱える息子とともに生活したスウェーデンでは、「他者とともに生きる」というレッスンを受けた。ホスピスの源流を訪ねる一連の旅では、ホスピス・スピリットを受け継ぐとともに、緩和ケアを支える「哲学」に目を開かされた。

本書では、著者による出会いと探究の歩みが辿り返され、「死すべきものたちの哲学」が提起される。著者の生きた経験に基づく探究の歩みは、あなた自身の探究にも糸口を与えるはずだ。

 

第2版「あとがき」では、初版刊行後の死すべきものたちの対話の場づくりと、コンパッションによるコミュニティ形成の歩みを、本書に対する反響と併せて紹介しています。

 

■目次

序章    どうして生きてきたのですか?――父との別れと出会い

1章    介助することと哲学すること――「自立ホーム」で学んだこと

2章    「人間」の出来事としての死――在宅緩和ケアの現場で考えたこと

3章    土地における「生」の継承――死者と共にある農村との出会い

4章    いのちに与って生き、死ぬ―― マタギの背中を追いながら考えたこと

5章    限界づけられた生の希望――共に生きること、本当に生きること

6章    森と湖の国の「福祉」――他者と共に生きるためのレッスン

7章    人間の生の拠り所としての「ホーム」――ホスピス運動の源流から展望する

終章    死すべきものたちの哲学――死とともに生きるための実践

 

■著者

竹之内裕文 TAKENOUCHI HIROBUMI

1967 年生まれ。静岡大学未来社会デザイン機構副機構長、農学部・創造科学技術大学院教授。東北大学大学院文学研究科博士課程修了、博士(文学)。専門は哲学、倫理学、死生学。死生学カフェ、哲学対話塾、風待ちカフェを主宰する。松崎町まちづくりアドバイザー、2030 松崎プロジェクト代表。主な著書は『どう生きどう死ぬか 現場から考える死生学』(共編者、弓箭書院、2009)、『喪失とともに生きる 対話する死生学』(共編者、ポラーノ出版、2016)、『農と食の新しい倫理』(共編者、昭和堂、2018)、Routledge International Handbook of Wellbeing(edited by Kathleen Galvin, Routledge, 2018)。

 

 

スピリチュアルな痛み
――薬物や手術でとれない苦痛・叫びへのケア 改訂版

 

ウァルデマール・キッペス 著

A5判 並製 186ページ

ISBN978-4-908765-18-6

定価:本体2100円+税

「多くの患者が黙ったまま死んでいく」

「患者が病室で話さない」

「会いたくない」

 

スピリチュアルな痛みは叫びを生ずる。

スピリチュアルな痛みの多くは“無言”である。

周りには分かってもらえないからである。

また、周りを信頼し得ないからでもある。

毎年自死する人たちがその事実を裏付ける。

患者の目は純粋であり、本物、真心を見抜く――

 

病気など極限状態であらわれる内面(心や魂)の痛みや叫び、「なぜこの私がこんな目に」「これ以上迷惑をかけたくない」「死にたくない」などは治療の対象とならず、多くの人は 1 人で苦しんでいる。

臨床現場において医療者は、患者のスピリチュアルな痛みを和らげるには、薬物や手術、心理療法が無効であることをしばしば体験する。医療とともにスピリチュアルケア・ワーカーが、心や魂の痛みに対する的確なケアを提供すれば、患者の QOL は高まり、かつ医療コストも減らすことができる。

本書は、スピリットやスピリチュアルな事柄の理解を深めるために必要な「スピリチュアルな痛み」を自覚し、さらにそれらから現れる症状が健康状態に左右されることを分析する。本書は「スピリチュアルな痛み」に対する正しい理解へのガイドラインである。

 

 

■目次

 

PROLOGUE 人生の確かな保障とは

1. 人生にとっての「安全」、「安定」、そして「安心」

2. 人生を保障するものはない

3. スピリチュアルな痛み

4. スピリチュアルな叫び

 

CHAPTER1 スピリットとは

1. スピリットの定義

2. スピリチュアルな事柄「スピリット」

3. 希望

 

 

CHAPTER2 スピリチュアルな痛み 

Ⅰ 痛み

1. 痛みの発生

2. 痛みのカテゴリー

3. 痛みの意味

4. 痛みの捉え方

 

Ⅱ スピリチュアルな痛み

1. スピリチュアルな痛みの定義

2. スピリチュアルな痛みの本質

3. スピリチュアルな痛みの元になる8つの事柄

4. スピリチュアルな痛みは人類共通

5. スピリチュアルな痛みの歴史

6. スピリチュアルな叫び

7. 日本人にはスピリチュアル・ニーズや痛みがない?

 

 

CHAPTER3 スピリチュアルケア

1. スピリチュアルケアの定義

2. スピリチュアルケアの種類

3. スピリチュアルケアの中心課題

4. スピリチュアルケアの実施

5. スピリチュアルケアの成果、その証拠

6. スピリチュアルケアの核

 

 

CHAPTER4 スピリチュアルな痛みの実例 

Ⅰ スピリチュアルな痛みと他の痛みの区別

1. 痛みの次元の区別

2. 脳、知性と理性および心理の関連

3. 各次元の痛み

4. 同じ発言に含まれている次元

5. 心・精神・脳・心理・知性・理性へのアプローチ

6. スピリチュアルな痛みと心理的な痛みの実際

 

Ⅱ 痛みのコントロール

1. 痛みのコントロールの意味

2. 痛みのコントロールの対象

3. 痛みのコントロールの手段

4. 「痛みのコントロール」対「痛みの元からの解放」

5. 身体的な痛みのコントロールのメリット

6. 緩和医療における痛みのコントロール

7. 痛みのコントロールの可能性

8. 痛みのコントロールの種類と担当者

 

Ⅲ スピリチュアルな痛みのアセスメント

1. スピリチュアルな痛みのアセスメント

2. スピリチュアルな痛みのアセスメントの文書化

3. スピリチュアルな痛みのアセスメントの形式

 

 

CHAPTER5 医師や信仰/宗教によるスピリチュアルな痛み 

1. 医師のスピリチュアルな痛み

2. キリスト教信仰・宗教によるスピリチュアルな痛み

 

 

CHAPTER6 将来に向かってスピリチュアルな痛みからの解放

1. スピリチュアルライフの実践をめざして

2. 医療現場での実践例

3. 人生の締めくくり

4. 苦労や苦難および死の捉え方

5. 「バランスのある自己実現」対「安楽死」

6. スピリチュアルな生き方

 

 

付 録    

1. 「悪」に関する解釈

2. フェースシート

3. スピリチュアルなパワーと痛みの実際

4. 訪問記録の例

5. スピリチュアルアセスメントのチェックポイントとその記載

6. スピリチュアル ケアプランの記載例

7. マザー・テレサの使命感とスピリチュアルな痛み

 

■著者

ウァルデマール・キッペスWaldemar Kippes

NPO法人臨床パストラル教育研究センター理事長。文学博士。1930年ドイツ生まれ。1956年来日、鹿児島県にて司牧活動に従事。ラ・サール学園、鹿児島大学、上智大学、南山大学、アントニオ神学院講師を経て1995年久留米聖マリア学院短期大学教授。

1976年より東京「いのちの電話」スーパーヴァイザー、1991年姫路聖マリア病院で臨床パストラルケア教育の指導、1998年臨床パストラルケア教育研修センター所長、2007年よりNPO法人臨床パストラル教育研究センター理事長。

全国各地で専門職の養成講座を開き、スピリチュアルケアの普及に身を投じている。

著書:『心の力を活かす スピリチュアルケア』『人生の旅の目的地』(弓箭書院)、『スピリチュアルケア』『ともに生きる』(サンパウロ)他。

 

NPO法人臨床パストラル教育研究センター

http: //pastoralcare. jp/

イエス・オンラインhttp://www.jesus-online.jp/

 

 

老い
――人文学・ケアの現場・老年学

 

本村昌文/加藤諭/近田真美子/日笠晴香/吉葉恭行 編著

A5判 上製 458ページ

ISBN978-4-908765-17-9

定価:本体5800円+税

誰もが長生きをしたいと切に願う。しかし、誰一人として年寄りにはなりたくなかった。

 

なぜ高齢者はこれほどに「迷惑」を口にするのか――

長生きは、はたしてめでたいことなのか――

  超高齢、人口減少社会を迎えた現代の日本。終活、グレイヘア、人生100年時代など次々とあたらしい言葉が生まれ氾濫している。こうした中、私たちは「老い」をいかに捉えどのように向き合えばいいのだろうか。さまざまな現場、さまざまな時代、そして日本とは異なる文化圏へと時空を行き来しながら、「老い」の多様な姿を見つめ、「老い」をめぐる豊かな思索に迫り、人文学と老年学との架橋を目指す。

 

■目次

1章 ケアと「迷惑」――なぜ今日の高齢者はこれほどに「迷惑」を口にするのか
2章 訪問看護師と老人専門看護師の老いに対する価値観
3章 高齢者ケアに携わっている支援者の老年観――看護師、保健師、理学療法士の語りから
4章 意思決定と感情の能力
5章 現代日本における「老い」と科学技術政策
6章 先端科学技術を活用したリハビリテーションの現状とその可能性
7章 『栄花物語』における「老い」の観念について
8章 『高野山往生伝』に見る老いと死――琳賢の「弥勒像」安置について
9章 長生きはめでたいことなのか?――『徒然草』注釈から見る17世紀における「老い」の観念
10章 其弊は廃すべし、其制は廃すべからず――穂積陳重『隠居論』における社会進化と「老い」
11章 明治末から大正期におけるメチニコフの「老い」をめぐる言説の受容
12章 1960年代以前における献体運動と白菊会
13章 翁童というナラティブ――『フランダースの犬』受容から考える
14章老いの境界――西洋の知見から
15章 中世ヨーロッパの修道院における看取り――ハイスターバッハのカエサリウス『奇跡についての対話』を手がかりに
16章 「自分が何者であるかも判らない」――ボーヴォワール『老い』に対する現象学的アプローチ
17章 儒家の養老思想およびその現代社会における意義について
18章 中国における高齢者ターミナルケアの歴史と現在
終章 「老い」をめぐる人文学研究から「老年人文学」へ

 

■編者 

本村昌文(もとむら まさふみ) 代表編者

1970年生まれ。岡山大学大学院ヘルスシステム統合科学研究科・教授。東北大学大学院文学研究科博士課程後期3年の課程単位取得退学。博士(文学)。専門は近世日本思想史。

著書・論文:『いまを生きる江戸思想――十七世紀における仏教批判と死生観』ぺりかん社(2016)、「近代日本における『老年学』――寺澤嚴男の『老年学』構想をめぐって」『岡山大学大学院社会文化科学研究科紀要』43号(2017)、「治癒と臨床」『日本思想史講座』第5巻、ぺりかん社(2015)

 

加藤 諭(かとう さとし)

1978年生まれ。東北大学学術資源研究公開センター史料館・准教授。

 

近田真美子(こんだ まみこ)

1975年生まれ。福井医療大学保健医療学部・准教授。

 

日笠晴香(ひかさ はるか)

岡山大学大学院ヘルスシステム統合科学研究科・講師。

 

吉葉恭行(よしば やすゆき)

1963年生まれ。岡山大学大学院ヘルスシステム統合科学研究科・教授。

 

 

使って 学んで 知ろうPCのこころえneo 改訂版

 

著者 楊国林 篠政行 明田川紀彦 協力 末木俊之 

B5判 240頁 並製

定価 2,400円+税

ISBN978-4-9906666-1-3

1章 基礎理論

1 データと情報およびその処理

2 アナログとデジタル

3 ネットワーク社会

4 コンピュータの歴史と特徴

5 ハードウェアとソフトウェア

6 コンピュータの動作原理

 

2章 基礎演習 

1 コンピュータシステムの形状

2 補助記憶装置の形状

3 コンピュータの基本操作

 

3章 ワードプロセッサ理論

1 ワープロとは

2 ローマ字入力のルール表

3 印刷スタイル

4 校正(編集)

5 定型語

 

4章 ワードプロセッサ演習

1 ローマ字表記に慣れよう

2 文字を入力してみよう

3 単文を入力してみよう

4 文章を入力してみよう

5 ファイル操作に慣れよう

6 簡単な編集をしてみよう

7 文字を変更してみよう

8 書式を設定してみよう

9 ページの設定をしよう

10 罫線を引いてみよう

11 作図をしてみよう

12 校正をしてみよう

 

5章 ワードプロセッサ模擬検定試験

1 検定試験の概要

2 模擬試験問題Ⅰ

3 模擬試験問題Ⅱ

 

6章 表計算理論

1 表計算とは 

2 表計算システム

3 簡単な統計量

4 統計量を目で見る

 

7章 表計算演習

1 セルにデータを入れてみよう

2 データを大切にしよう

3 形を決めてみよう

4 計算をしよう 

5 かんたんな統計量を理解しよう

6 グラフで見せよう

7 統計量を目で見よう

 

8章 表計算総合課題

1 表計算総合課題

2 グラフ総合課題

3 統計量を目で見る総合課題

 

9章 インターネット理論

1 インターネットとは

2 Webページの構造

 

10章 インターネット演習

1 ホームページを見よう

2 Webページを作ろう

 

11章 インターネット総合課題

1 インターネット総合課題

 

12章 プレゼンテーション理論

1 プレゼンテーションとは

 

13章 プレゼンテーション演習

1 コンピュータによるプレゼンテーション

 

資料

1 コンピュータに関する資格試験のリストの一部

2 コンピュータに関する用語

 

 

■著者

楊 国林(よう・くうりん) スワット チャロンニポンワーニッチ

タイ国バンコック市に生まれる。工学院大学工学部電子工学科卒業。工学院大学大学院工学研究科電気工学専攻博士後期課程修了。

現在、文化女子大学教授。駒沢女子大学非常勤講師。

 

篠 政行(しの・まさゆき)

東京都に生まれる。工学院大学工学部電気工学科卒業。

工学院大学大学院工学研究科電気工学専攻修士課程修了。

現在、駒沢女子大学教授。文化女子大学非常勤講師。

 

明田川紀彦(あけたがわ・のりひこ)

東京都に生まれる。工学院大学工学部電気工学科卒業。

工学院大学大学院工学研究科電気工学専攻博士後期課程修了。工学博士。現在、駒沢女子大学准教授。文化女子大学非常勤講師。

 

末木俊之(すえき・としゆき):協力

山梨県に生まれる。山梨大学工学部応用化学科卒業。

山梨大学大学院工学研究科応用化学専攻修士課程修了。

現在、駒沢女子大学教授

 

 

あの人はどうしてそうしてしまうの?
――身近な7つの扉から入る心理学の世界

 

編著 羽成隆司/河野和明

著者 伊藤君男/天谷祐子/井口善生/中村信次/安田恭子/亀井 宗/高橋晋也

体裁 A5判 224頁 並製

定価 2000円+税

ISBN978-4-908765-11-7 C0011

人づきあいってどうして難しいのだろう?

 

人はどういう時にどういう行動をし、そのしくみはいったいどうなっているのか。人の大切な7つの行動をピックアップし、心理学で明らかにされている事柄をかみ砕いて解説。身近な話題で心理学全般に触れながら、日々の生きるヒントへと導きます。心理学研究の醍醐味をあなたへ

 

Chapter  1 「つきあう」の扉

はじめに 人づきあいってどうして難しいのだろう? 

1 その人とはじめて出会ったとき――第一印象の作られかた

2 友人や恋人から誤解されているかも?

3 多くの人から好まれている人の特徴 

4 似ている人とはつきあいやすい、ほめてくれる人を好きになりやすい

5 うまくつきあい続けるためのコツ

6 変化に気づいて口に出す

7 ロクデナシの恋人と別れられないしくみ

8 気づかないうちに他人に厳しく自分に甘くなっているかも

9 人からOKをもらう方法――説得のテクニック

10 よい自己イメージが人づきあいの幅を広げる

おわりに トラブルを覚悟して、勉強と実践を!

コラム 対人認知の気分一致効果と感情情報機能説

 

Chapter  2 「恋する」の扉

はじめに そう、恋愛は特別なのだ!

1 恋愛――その生物学的な根拠

2 女の事情 vs 男の事情

3 恋愛の激しさを3つの要素から測る 

4 熱愛の感情が必要なのは、“婚期を逃さないため” 

5 愛情を3つの成分に分ける

6 恋愛のスタイルの分類

7 恋人との関係には子どもの頃の親子関係が影響する 

8 恋に落ちるきっかけ 

9 恋は段階を踏んで進行していく

10 恋愛には、“損得のバランス”が大事

おわりに それでも恋はすてきさ

 コラム 「気持ち悪いもの」は年齢で変わる

     ウエスト=ヒップ比率:美しいと感じられる女性の体型

     感情は他者に伝わる:情動の社会的共有

 

Chapter  3 「育つ」の扉

はじめに 人間は、生まれてから死ぬまで育ち続ける 

1 発達には成長だけでなく停滞・衰退・消失も含まれる

2 赤ちゃんの発達の意外なからくり――微笑み一つで大人を操ることも

3 赤ちゃんの能力、恐るべし!

4 人見知りは乳幼児の武器

5 遊びの変化は発達の印

6 大人なら突然「腹が立つよね〜」なんて言わないけれど

7 友達の移りかわりも発達の印

8 心が大人になることとは?

9 親らしさを身につける予習――養護性の発達

10 子育ては、親育て

11 成人期以降の生きがい

おわりに 人間はどこまで育つのか

コラム 子育てのジェンダーバイアス

   発達障害

 

Chapter  4 「学ぶ」の扉

はじめに 学習=学校の勉強、じゃない

1 心をもったロボットの作りかた

2 生まれつきの行動と学ばれる行動

3 一発OK!の学習、時間がかかる学習

4  Eureka(おお、これだ)!

5 “自分にとって重要じゃないこと”は学習できない、いくら時間をかけても!

6 縦シマ世界のネコは横シマのガラス板を見るか?

7 蓼食う虫も好き好き?――趣味や好みの個人差と学習

8 「○○が怖くて怖くてしかたない」も学習される

9 “行為とその結果の結びつき”を学ぶ――オペラント学習

10 ごほうびが学習の邪魔をすることもある

11 やればできる!――コンピテンスを学ぶ

12 “他者とともに生きる”ことから学ぶ、“他者とともに生きる”ために学ぶ

おわりに 学習のチャンスを失わないために

コラム 動物実験と学習心理学

    動物研究の展開

    学習心理学から見た心の病とその癒し

 

Chapter  5 「記憶する」の扉

はじめに 記憶への不満と過信

1 記憶を別のなにかにたとえて理解する――記憶のモデル

2 注意の範囲はとても小さいことを肝に銘じよう

3 思い出と知識は異なるタイプの記憶 

4 人生の中で経験した重要な出来事の記憶

5 マニュアルというのはなぜわかりにくいのか?

6 色に関係する記憶――色記憶と記憶色

7 “未来”の記憶

8 “古いものほど忘れやすい”というのほんとうか?

9 なぜ、思い出せないんだ!

10 小、中学校で習った漢字のテスト。簡単すぎ?

11 想起されたことが事実そのままとはかぎらない

   ――記憶の変容、ニセモノの記憶の誕生

おわりに メタ記憶を鍛えよう!

コラム 「顔」は特別?

     状況の不一致を乗り越えて

 

 Chapter  6 「悩む」の扉

はじめに うまく悩めるようになるために

1 年齢を重ねても尽きることがない悩み

2 創造的な活動には悩みがつきもの

3 ストレスとはなにか?

4 強力なストレッサーと些細なストレッサー

5 悩みが生まれるかどうかは、受けとめかたや対処のしかた次第

6 その悩みは、敵? 鬼コーチ? ライバル?

7 悩みに向き合う――さまざまなコーピング

8 悩みを管理する

9 それでも乗りきれないときには――専門家による心理的援助

おわりに 悩みとつきあいながら生きていく

コラム さまざまな心の病気(統合失調症とうつ病/不安障害/人格障害)

 

Chapter  7 「見る」の扉

はじめに 生きるために“見る”

1 光:見ることの出発点

2 すばらしい目のつくり

3 “見る”ことはまるで料理!?

4 錯視はトリックじゃない

5 処理のどこでもずれる!

6 錯視は“視覚の文法” 

7 ルールをわかっていないからこその錯視!?

おわりに 当たり前のありがたさ

コラム 虹は7色?

 

■編者

羽成隆司Hanari Takashi

本書のねらい、Chapter 5(記憶する)担当。椙山女学園大学文化情報学部教授、博士(心理学)。専門:認知心理学。

 

河野和明Kawano Kazuaki

本書のねらい、Chapter 2(恋する)担当。東海学園大学心理学部教授、博士(心理学)。専門:感情心理学、進化心理学。

 

 

統計資料がおもしろくなる
経済統計入門講座 改訂版

 

著者 前田修也

体裁 A5判 176頁 並製

定価 2200円+税

ISBN978-4-9906666-4-4

Chapter1 経済統計学はどのような学問か

1 統計学の簡単な歴史

2 統計利用上の注意点

3 統計の誤用

 

Chapter2 統計データはどのようにして収集されるか

1 データの収集方法

2 調査の実際

3 統計機構

 

Chapter3 統計データを整理する

1 統計データと製表過程

2 統計系列について

3 度数分布と階級分け

4 統計分類表について

5 年鑑・ガイドブック、インターネットサイト

 

Chapter4 統計図表の見方・使い方

1 図表の簡単な歴史

2 尺度の種類

3 実際の書き方

 

Chapter5 代表値(平均)を測定する

1 統計的代表値

2 その他の平均値

 

Chapter6 バラツキを測定する

1 散布度(バラツキ)の必要性

2 絶対的散布度

3 相対的散布度

4 歪度、尖度と積率

 

Chapter7 散布度を経済格差指標として使う

1 ローレンツ曲線とジニ係数

2 アトキンソン尺度

3 アマルティア・センの貧困尺度

 

Chapter8 物価指数の理論と実際

1 統計学と統計比率

2 標準化の必要性

3 物価指数の導出

4 指数作成の実際

5 物価指数論

6 数量指数

7 パーシェチェック(ボルトキヴィッチの関係式)

 

Chapter9 推測統計への接近

1 標本と母集団

2 推定の理論

3 検定の理論

4 標本調査の実際

 

Chapter10 相関分析―関係を確かめる

1 相関係数を導く

2 スピアマンの順位相関係数

 

Chapter11 回帰分析と経済統計

1 最小2乗法と正規方程式

2 回帰分析の実際

3 決定係数(coefficient of determination)

 

Chapter12 時系列分析と経済予測

1 時系列の特徴

2 傾向線としての成長曲線

 

資料

INDEX

 

■著者紹介

東北学院大学経済学部教授、尚絅学院大学非常勤講師。

専攻:経済統計学

 

 

キャリアアップに役立つ コンピュータリテラシー
Windows10, Word, Excel, PowerPoint2016対応版

 

高林茂樹/野口佳一/三好善彦/山田雅子/小堺光芳

B5判  並製 192頁

定価1900円+税

ISBN978-4-908765-09-4

Chapter1 Windowsの知識と活用

Section1 Windowsの基本操作
Section2 アプリケーションの操作
Section3 周辺機器

 

Chapter2 Wordの知識と活用

Section1 Wordの基本操作
Section2 表の作成
Section3 描画の作成

Section4 Wordのその他の機能
Practice  演習問題

 

Chapter3 PowerPointの知識と活用

Section1 PowerPointの基本操作
Section2 プレゼンテーションの方法

 

Chapter4 Excelの知識と活用

Section1 Excelの基本操作
Section2 表計算
Section3 グラフ機能
Section4 関数の利用
Section5 データベース機能
Section6 その他の便利な機能
Practice  演習問題

 

Chapter5 EXCEL統計の知識と活用

Section1 EXCEL統計の基礎
Practice  演習問題

 

Chapter6 付録・補遺

Section1 インターネットの基礎知識
Section2 WEBサービス利用による文書等の作成
Section3 キー操作・ショートカット(Windows)

 

索引

 

■著者

高林 茂樹(たかばやし しげき)

埼玉女子短期大学名誉教授

早稲田大学理工学部卒業、放送大学大学院文化科学研究科修了。学習院大学講師(非常勤)、早稲田速記医療福祉専門学校兼任講師。情報処理学会会員、国際ICT利用研究学会会員。

 

野口 佳一(のぐち よしかず)

西武文理大学サービス経営学部教授

法政大学大学院工学研究科修了。計測自動制御学会、情報処理学会、IEEE各会員。

 

三好 善彦(みよし よしひこ)

埼玉女子短期大学教授

上智大学理工学部卒業、上智大学大学院理工学研究科博士後期課程単位取得。情報処理学会、日本数式処理学会、教育システム情報学会、国際ICT利用研究学会、日本医療秘書学会各会員。

 

山田 雅子(やまだ まさこ)

埼玉女子短期大学教授

早稲田大学人間科学部卒業、早稲田大学大学院人間科学研究科博士後期課程修了。

日本心理学会、日本社会心理学会、日本色彩学会、日本顔学会各会員。

 

小堺 光芳(こざかい みつよし)

埼玉女子短期大学専任講師

東洋大学経営学部卒業、東洋大学大学院経営学研究科博士後期課程単位取得。日本経営会計学会、教育システム情報学会、国際ICT利用研究学会各会員。

 

 

情報化時代の基礎知識 第3版

 

福崎稔 編著

定価2300円+税

ISBN978-4-9087654-01-8

1章 デジタル情報化社会

1-1 e-JAPAN 戦略

 1-1-1 デジタル・デバイドのないインフラ整備

 1-1-2 ネットワーク社会におけるユーザーの倫理 

 1-1-3  IT 人材の育成 

1-2    情報処理の世界

 1-2-1 情報処理の定義

 1-2-2 情報、データ、知識:Information、Data、Knowledge

 

 

2章 計算の道具――コンピュータ誕生まで

2-1 人間の生活と計算の道具の歴史

 2-1-1 ギリシャのアバカス <Abacus>

  2-1-2    計算尺、ネピアの算木など

2-2 初期の機械式計算機 

 2-2-1 ウィルヘルム・シッカルドの計算機

 2-2-2 パスカルの計算機 <パスカリーヌ>

 2-2-3 ライプニッツの計算機

 2-2-4 トーマのアリスモメータ(Arithmometer)とそれ以降

2-3 バベージの計算機――自動計算機の夢 

 2-3-1 階差エンジン(Difference Engine)

 2-3-2    解析エンジン(Analytical Engine)

 2-3-3    プログラムカード

2-4 ホレリスの統計機械――Automatic electrical Tabulating Machine

2-5 リレー式自動計算機(Harvard MARK-1など)

2-6 ENIAC<最初の電子式計算機>

2-7 プログラム内蔵方式(Program Stored Method)

2-8 EDSAC、EDVACなど

 

3章 コンピュータ進化の過程――実用化の歴史

3-1 コンピュータの実用化の段階――世代 

3-2 無線通信と整流作用(半導体研究の発端は無線通信)

3-3 真空管世代 <第1世代>1951-57

3-4 真空管から半導体へ

 3-4-1 電気とはなんだろう

 3-4-2 固体の物理学の歴史と半導体

 3-4-3 半導体と鉱石整流器(ダイオード)

 3-4-4 トランジスタ

 3-4-5 トランジスタからICへ

3-5 トランジスタ・コンピュータ世代 <第2世代>1958-63

3-6 集積回路とCPU

3-7 集積回路世代  <第3世代>1964~

3-8 日本のコンピュータ開発

 3-8-1 日本の実用コンピュータの夜明け

 3-8-2 ICOT-第5世代ということ< ICOT: Institute for new COmputer Technology >

3-9 コンピュータ実用化世代のテクノロジー

 3-9-1 記憶素子

 3-9-2 印刷技術

 3-9-3 入出力技術 <穴あきから磁気、そしてIC技術へ> 

3-10 コンピュータの世界――その多様性

 3-10-1 スーパーコンピュータ

 3-10-2 汎用コンピュータの分化

 3-10-3 パソコンの世界

 

4章 データの表現

4-1 2進数の世界(10進数と2進数の違い)

4-2 n進数(2進数、8進数、10進数、16進数)への変換

4-3 記憶の単位 

4-4 文字と数字の表現

 4-4-1 ローマ字の世界の文字表現

 4-4-2 漢字の表現(JIS漢字コード・シフトJIS・Unicorde)

 4-4-3 Unicodeと国際標準規格 

 4-4-4 2進化10進数(BCD:Binary Coded Decimal)

 4-4-5 整数と実数の扱い

4-5 論理回路とブール代数

4-6 2進数の計算

4-7 デジタル画像・音声データの扱い

 4-7-1 デジタル画像

 4-7-2 音声データ

 

5章 コンピュータ・システム

5-1 ハードウェア

 5-1-1 CPU(Central Processing Unit)中央演算装置

 5-1-2 記憶装置(Memory)

 5-1-3 入力装置

 5-1-4 出力装置

 5-1-5 インターフェースと周辺機器

5-2 ソフトウェア

 5-2-1 OS

 5-2-2 ミドルウェア

 5-2-3 言語処理:プログラム言語(Program language)

 5-2-4 利用者プログラム

 

6章 情報処理システム

6-1 データベースの考え方

6-2 ハードウェアの機能から見た形態

6-3 処理のタイミングから見た形態

6-4 商用情報処理システムのいろいろ

 6-4-1 受託計算システム

 6-4-2 ATMシステム

 6-4-3 POSシステム(point of sales system)

 6-4-4 宅配配送システム

 6-4-5 交通系ICカードについて

 

7章 ソフトウェア開発

7-1 ソフトウェア開発の流れ

7-2 ソフトウェア開発モデル

7-3 ソフトウェア開発支援ツール

7-4 ソフトウェア開発手法

7-5 ソフトウェアの信頼性とテスト

7-6 UMLとは  

 

8章 コンピュータネットワーク世界の広がり 131

8-1 LAN、WAN 132

8-2 インターネットの歴史 132

8-3 回線交換方式とパケット交換方式 135

 8-3-1 回線交換方式による通信 135

 8-3-2 パケット交換方式による通信

8-4 日本のインターネットの黎明 

8-5 インターネットの仕組み<プロトコル>

8-6 インターネットのプロトコル

 8-6-1 アプリケーションプロトコル

 8-6-2 トランスポートプロトコル

 8-6-3 IPとIPアドレス

 8-6-4 IPアドレスとDNS(Domain Name System)

8-7 ドメイン名の構造

8-8 IPアドレスとドメインの管理機構

 

9章 ネットワーク社会の通信インフラ設備

9-1 通信ネットワークインフラ

 9-1-1 バックボーンネットワーク

 9-1-2 アクセスネットワーク

9-2 固定電話と市場の変化

 9-2-1 従来型の加入電話

 9-2-2 IP電話

 9-2-3 通話アプリによるインターネット利用型電話

9-3 モバイルネットワーク(移動体通信網)の進歩

 9-3-1 第1世代 アナログ携帯電話の時代

 9-3-2 第2世代 デジタル携帯電話の時代

 9-3-3 第3世代 高速データ通信の時代 

 9-3-4 第4世代 超高速データ通信の時代に向けて

9-4 ローカルエリアネットワーク(LAN)と近距離無線通信

 9-4-1 有線LAN

 9-4-2 無線LAN

 9-4-3 PLC(Power Line Communication: 電力線通信)

 9-4-4 近距離無線通信 

9-5 大規模災害と通信インフラ

9-6 無線アドホックネットワーク

9-7 クラウドコンピューティング

 

10章 インターネットと情報セキュリティ

10-1 インターネット利用に潜むセキュリティリスク

 10-1-1 インターネットにおける脅威

 10-1-2 脅威の主体

 10-1-3 脅威の分類

10-2 侵入経路と被害のかたち

 10-2-1 脅威の具体的な侵入手口

 10-2-2 脅威の結果としてもたらされる被害、程度、範囲

10-3 情報セキュリティとは何か

 10-3-1 情報セキュリティのCIA

 10-3-2 セキュリティのその他の特性

 10-3-3 リスクマネジメントとしての情報セキュリティ

10-4 脅威への対策とセキュリティ・ポリシー

 10-4-1 脅威への対策と対処

 10-4-2 セキュリティ・ポリシーとインシデント対応

 

11章 法令遵守と情報倫理――被害者にならない、そして加害者にもならないために

11-1 法の理解と遵守

11-2 コンピュータ犯罪に対する法的措置

 11-2-1 日本におけるコンピュータ犯罪と刑法改正

 11-2-2 コンピュータ犯罪関連法

 11-2-3 ネットワークの開放と新たな犯罪要件の出現

11-3 ハイテク犯罪への対応

 11-3-1 不正アクセス禁止法とネットワーク利用犯罪に対する法的措置

 11-3-2 インターネットにまつわる事件と公的機関による取り組み   

11-4 サイバー犯罪の国際化への対応

 11-4-1 コンピュータやネットワークを利用した犯罪の国際化について

 11-4-2 サイバー犯罪条約と情報セキュリティポリシー

 11-4-3 個人関係と国家関係が直結するインターネット環境

 11-4-4 愉快犯か、経済事犯か、テロリズムか、戦争か

11-5 被害者にならないために、加害者にならないために

 11-5-1 サイバーセキュリティ事件簿

 

コラム 

 ①アラビア数字、ローマ数字、漢数字

 ②コンピュータ開発の先見性

 ③ドメイン名の命名法

 ④フリー百科事典「ウィキペディア」

 

 

■編著者

福﨑 稔(ふくざき みのる)

東海大学高輪教養教育センター主任教授

 

■著者

守屋政平(もりや まさへい)

元日本大学文理学部教授

 

岡田 工(おかだ たくみ)

東海大学チャレンジセンター教授

 

佐藤弘幸(さとう ひろゆき)

東海大学情報通信学部通信ネットワーク工学科教授

 

宇津圭祐(うつ けいすけ) 

‌東海大学情報通信学部通信ネットワーク工学科准教授

 

谷口郁生(たにぐち いくお)

日本大学スポーツ科学部准教授

 

 

喪失とともに生きる
―対話する死生学

 

編者 竹之内裕文/浅原聡子

体裁 四六判 310頁 並製

定価 2000円+税

ISBN978-4-908765-00-1

人生はあらゆる喪失に満ち、喪失とその悲哀とともに、どのように生きるかを問われている。これに応じグリーフ(悲嘆)ケアは、この心理的な危機にいかに対処するかという点に力点が置かれてきた。たしかに緊急的な援助の手を差し伸べることは不可欠である。しかし私たちは、喪失が引き起こす当面の危機を乗り越えた後も、喪失に向き合って生きていかなければならない。

 

本書では対話を通して、「喪失を抱えながら生きていく」意味を探っていく。この喪失を抱えながら生きる事実が、グリーフケアを死生学とのつながりから理解することを促し、一方、死生学は喪失者の物語とともに考える、ないしは対話的な態度を通して、グリーフケアの実践へと進むことができるようになる。

本書は各章ごとに本文と二つのコメントから成り立っている。本文では日常的に物語を聴き、物語とともに考える実践を重ねた対人援助職(グリーフカウンセラー、小児救急医、助産師、緩和ケア医、僧侶、看護師、NPO経営者)が物語る。それに対し、一つ目のコメントで各物語の基本的な事柄や背景の解説をし、二つ目のコメントでは本文と異なった視点からの見解を試みる。それぞれを哲学、宗教学、社会学、民俗学、日本思想史、国文学、仏教学、臨床心理学、看護学、助産学、農学といった多様な専門家が担当することにより、物語がより立体的に浮かび上がる。この互いに物語る試みを通し、グリーフケアと死生学の融合が深く進められていくことになる。関係者、そして喪失を抱えるすべての方へ。

 

 

序  対話する死生学  喪失とともに生きるために(竹之内裕文)

 

1章  喪失とともに生きる人たちとの出会い――グリーフカウンセリングの現場から(浅原聡

コメント1  日本におけるグリーフケアカウンセラー――臨床心理学と日本的心性の狭間で(浅見洋)

コメント2  グリーフサポートと民俗(井藤美由紀)

 

2章  こどものいのちを看取ること――小児救急の現場から(植田育也)

コメント1  寄り添いの変容   一世紀を経た二つの手記より(浅見洋)

コメント2  こどもを看取る家族への看護(阿川啓子)

 

3章  生を享けること、失うこと――周産期医療の現場から(増田智里)

コメント1  死産を経験した家族に対するサポート(河端久美子)

コメント2  幼い子を失った親の経験について(井藤美由紀)

 

4章  老病死に向き合う人から学ぶ――終末期ケアの現場から(奥野滋子)

コメント1  「自分を失うこと」とどう向き合うか(田代志門)

コメント2  「ホスピタル」はいかに「病院」となったか(桐原健真)

 

5章  ホームを失って生きる――路上生活者の語りから(高瀬顕功)

コメント1  「ホーム」の意味について考える(浜渦辰二)

コメント2  困窮する人を「助ける」ということ――私たちの「居場所」をめぐって(松本曜一)

 

6章  がんが教えてくれたこと  患者・看護師としての体験から(佐藤仁和子)

コメント1  がん闘病者・サバイバーの喪失体験と生(草島悦子)

コメント2  病とともに生きるということ(高橋由貴)

 

7章  自他の喪失を支えるつながり――グリーフから希望を(尾角光美)

コメント1  喪失から紡がれてゆくいのちのサポート(大河内大博)

コメント2  いのちの支え合いの場に立つ(中井弘和)

 

終章  死とともに生きることを学ぶ――対話する死生学のために(竹之内裕文)

 

■編者

竹之内裕文(たけのうち ひろぶみ)

1967年生まれ。静岡大学農学部・創造科学技術大学院教授。東北大学大学院文学研究科博士課程修了、博士(文学)。専門は哲学、倫理学、死生学。主な著書に『どう生き、どう死ぬか―現場から考える死生学』(弓箭書院、2009年、共編著)、『七転び八起き寝たきりいのちの証―クチマウスで綴った筋ジス・自立生活20年』(新教出版社、2010年、編著)、『シリーズ生命倫理学・第4巻 終末期医療』(丸善出版、2012年、共著)ほか。

 

浅原聡子(あさはら さとこ)

1968年生まれ。GCC 認定グリーフカウンセラー、看護師、静岡大学非常勤講師。小児専門病院に20年間看護師として勤務した後、現在はカウンセリング、講演、セミナー等にて活動中。グリーフカウンセリングivy代表。

 

 

西田幾多郎の姪 高橋ふみの生涯と思想
おふみさんに続け!
女性哲学者のフロンティア

 

著者 浅見 洋

体裁 A5判 220頁 並製

定価 2000円+税

ISBN978-4-908765-08-7

日本を代表する哲学者・西田幾多郎を伯父に持つ早世の女性哲学者、高橋ふみ。

女子に学問は不要と言われた時代に茨の道を切り拓き、後に続く後輩たちの指針・憧れとなった。

ふみは立ち現れるさまざまな困難な状況の中、いかに己の道を貫いていったのか。

儚くもたくましく生きた、稀有な女性哲学者の姿を追う。

 

……ものに怯せず、周囲に頓着せず、言動には時に不敵で、粗放はところもあったが、その底に非常に優しい人間らしさを、女らしい情の細やかさが隠れていた。

その高橋さんの内にも、何か平均人を超えた資質があった。ニーチェがaußerordentlich(並外れた)な精神でなければならぬ、と言った異常な天性があったように思う。

(哲学者・西谷啓治の回想) 

 

先月ある学生に「人生は楽しい処(ところ)でも苦しい処でもない。淡々たる水の如きものだ。しかし、といって楽しみも苦しみもないというのではない。楽しみも苦しみもただ水の如き味わいがするだけなのである。これが三十を過ぎて得た私の人生観だ」といったらひどくがっかりして解せない顔をしていました。お分かりになりますか……

(女子経済専門学校『同窓会誌』)

 

……百姓の辛苦を思えとか、今日一粒の飯を口に入れる事のできない人の事を思えということももっともである。しかし私は根本的な意味で斯かる事はしてはならないと思う。

三粒や五粒の飯が、もうおなかが一杯で食べられないという事は考えられないから、この人達は飯粒の三粒位は何とも考えていない事を示す。これは習慣にもよるが根本はものを人格として見ないという事に原因する。ものを単にものとしてしか見られない人は自身又ものでしかない。ものをも人格と見る人はその人自身人格であるのみならず、その人の世界凡てが人格である。何故ならばものと人格とは同じレベルに立つ事ができないから。この事は米粒だけに当てはまるのではない、ものに対する我々の態度を決定するものである。食べられぬ時は半ば残すも、なお一粒の飯を貴ぶ心の床しさを持つ必要はないだろうか。

一粒の飯粒は実にその人が人格の世界に住むか、ものの世界に住むかを決定するのである。

(『学園新聞』)

 

序――高橋ふみ 女性哲学者のフロンティア

1 おふみさんに続け!

2 哲学研究者としてのキャリアを求めて

3 スピノザ研究――運命として背負ったもの

4 知識的に磨かれること

 

1章 生い立ち――育みしもの 

1 ふるさと ――すなどりの暮らしと子どもたち

2 学問を愛する女性となる素地

 

2章 生徒の頃――夢物語からの出発 

1 七塚小学校時代 ――めんちゃの夢

2 女らしさと理屈っぽさ 

3 高等女学校の良妻賢母教育

4 空白の二年間――奇抜な娘

 

3章 東京女子大学時代――おふみさんの誕生

1 創設の理念――自由と教養

2 哲学的関心を育む

3 女性の生き方――芥川龍之介の手紙より

 

4章 東北帝国大学時代――哲学研究者へ

1 女性に開かれた門戸――女子入学の波紋

2 最高学府での学び

3 転換点――学ぶものから教えるものへ

 

5章 自由学園教師時代――教育・研究に伴う寂しさ

1 自由学園の教育理念

2 文化の香り――モダンガール

3 国語教師として――本を読む態度

4 男と女――『婦人之友』座談会より

5 粛々とした寂しさ

 

6章 飛躍――大都市ベルリンでの留学生活

1 渡航の船の中で――異文化体験の始まり 

2 ベルリン大学とドイツ語翻訳のきっかけ 

3 日本人学校教師としてのジレンマ

4 ベルリン・オリンピックと日本人の血

5 日本文化の紹介を志す

6 都市生活――忙殺される日々

 

7章 学都フライブルク――思索と対話

1 美しき南独の古都

2 ギュンタルスタールの暮らし

3 東西文化比較――親子、男女のことなど

4 ハイデッガー・ゼミナール

5 「飯を喰った経験」と二つの講演

 

8章 帰国――志半ばにして

1 戦争の足音と引き揚げ船

2 帰国後――病に蝕まれて

3 故郷での療養――愛智の精神衰えず

4 終焉――水のごとき味わい

 

9章 託されしもの

1 高橋ふみ記念文庫と日本学への波紋

2 ふみとは誰?

 

付録1 女子高等教育の問題シンポジウム

付録2 ラジオ講演「女子教育における知識の問題について」

付録3 書簡1 昭和十二年二月十四日 西田幾多郎宛(封筒なし)

書簡2 昭和十三年初頭  西田幾多郎宛(封筒なし、途中まで)

書簡3 昭和十三年六月二十六日付け 高橋宇良宛

書簡4 昭和十三年六月二十七日 高橋泰雄宛

 

略年譜

 

■著者

浅見 洋

石川県西田幾多郎記念哲学館館長、石川県立看護大学教授。

昭和26年石川県能登町生まれ。金沢大学大学院文学研究科哲学専攻修了、博士(文学、筑波大学)。

主著:『西田幾多郎とキリスト教の対話』、『西田幾多郎――生命と宗教に深まりゆく思索』、『思想のレクイエム――加賀・能登が生んだ哲学者15人の軌跡』、『二人称の死――西田・大拙・西谷の思想をめぐって』

 

 

これからのレジャー・レクリエーション改訂3版
――余暇社会に向けて

 

編者 澤村博/近藤克之/加藤幸真

体裁 B5判 160頁 並製

定価 1900円+税

ISBN978-4-908765-03-2

今後すすみゆく超高齢社会を見据え、各々のライフステージを理解し、ライフプランを構築しなければならない。そのために生涯学習の視点からレジャー・レクリエーションの理論と楽しみ方を学ぶことは意義深い。 各ページに「ヒント」「資料」「文献」を、関連する語句の隣に置き、効率よく学べるようにした。また「TRY」を要所に配置し、具体的に考えをめぐらせることで、さまざまな要因に対する理解を深められるようにも工夫した。さらに改訂3版発行にあたり、「レジャー理論」と「レクリエーション理論」とに大別し、双方関連性のある分野(活動)を列挙しながらの解説を試みている。

 

Part1 レジャー理論

1 章 レジャーとは

1 レジャー時間

2 レジャー活動

3 レジャー経験

 

2 章 休日・休暇とは

1 休日・祝日とは

2 休暇とは

 

3 章 健康社会へ向けて

1 わが国の健康状態

2 WHO の健康の概念

3 体力

4 ウェルネス、フィットネス、ヘルスプロモーション

5 ヘルスプロモーションと運動

 

4 章 高齢者と余暇活動

1 高齢者の一般的な見方

2 高齢者の定義

3 ライフ・サイクルからみた高齢者

4 高齢者の学習能力

5 高齢者の余暇活動

6 高齢者は余暇活動の主役

7 長寿社会は余暇社会の入口

8 退職年齢と余暇の下支え

 

5 章 ボランティア活動

1 ボランティアとは

2 ボランティアの現状

 

6 章 旅行と観光

1 国内観光旅行

2 海外旅行

3 旅券(パスポート)

4 観光庁

 

7 章 趣味のよろこび

1 趣味の動向

2 趣味を楽しむには

 

8 章 テーマパークとは

1 テーマパークの歴史

2 余暇市場から見る市場規模

3 テーマパーク業界の現況

 

9 章 公営ギャンブルをたのしむ

1 公営ギャンブルの種類

2 公営競技

3 宝くじ(公営くじ)

4 スポーツ振興くじ(公営くじ)

5 パチンコ・スロット

6 ギャンブルを楽しむために

 

10 章 レジャー・スポーツ産業

1 レジャー産業とスポーツの関わりについて

2 経済の変化や多様なニーズに対応するために

 

11 章 レジャー・レクリエーション関連団体

1 レジャー・レクリエーション関連団体について

 

Part2 レクリエーション理論

12 章 レクリエーションとは

1 戦前の厚生運動(レクリエーション)

2 占領下のレクリエーション

3 協会の成立とレクリエーション大会

4 レクリエーションの体系化

5 レクリエーションの特質

6 レクリエーション活動の種目 

 

13 章 プレイ理論とは

1 古典的な遊びの定義

2 ホイジンガの遊びの定義

3 カイヨワによる遊びの定義

4 カイヨワによる遊びの分類 

 

14 章 教育現場におけるレクリエーション

1 学校とレクリエーション

2 レクリエーション教育

3 レクリエーションを行う知識や態度を育む

4 教育上の効果を期待するレクリエーション

 

15 章 ハイキング・登山

1 ハイキング、登山の歴史

2 ハイキング・登山に関する専門組織

3 現在の登山と課題 

 

16 章 キャンプの歴史と課題

1 海外における組織キャンプの歴史

2 日本における組織キャンプの歴史

3 キャンプの専門組織

4 キャンプの種類

5 キャンプにおける今後の課題

 

17 章 職場とレクリエーション

1 職場における問題とレクリエーション

2 職場におけるレクリエーションのねらい

3 職場におけるレクリエーションの今後の課題

 

18 章 自然保護への取り組み

1 自然保護の世界的な取り組み

2 日本国内の環境に関する法律、条約 

 

19 章 日本の国立公園

1 国立公園の歴史

2 国立公園の現状

3 地域制公園 

 

20 章 アメリカの国立公園

1 国立公園の歴史

2 国立公園の管理組織

3 国立公園の管理者

4 営造物公園

 コラム 「アメリカの国立公園の父」 

 

21 章 野外教育

1 野外教育とは

2 初期の野外教育

3 野外活動の種目

4 プログラム開発の過程

5 野外教育のプログラム開発

 

22 章 障がい者への対応と共存

1 差別や偏見に係る施策と支援の現状

2 障がい者とさまざまな身体活動

3 障がい者とその援助者の援助について

 

23 章 青少年の非行問題

1 少年非行等の現況と諸形態

2 初犯と再犯の傾向

3 非行の動機と時間・場所の関係

4 青少年の非行を減らす環境整備について

 

24 章 コミュニティと担当組織

1 日本国内(全国)

2 都道府県

3 市区町村

4 町内会 

 

25 章 リーダーの資質と養成

1 実践の知から学ぶリーダーシップ

2 リーダーに求められるリーダーシップの姿勢

3 良好な集団・組織の形成に向けて

 

■著者紹介

編者:澤村博(日本大学名誉教授)/近藤克之(日本大学経済学部助教)/加藤幸真(日本大学スポーツ科学部助教)

著者:日本大学レジャー・レクリエーション研究会

 

 

心の力を活かす スピリチュアルケア

 

著者 ウァルデマール・キッペス
体裁 A5判 244頁 並製
定価 2300円+税
ISBN978-4-900354-98-2

突然訪れる死や他人に依存しなければ生きられない状況に陥ったとき、心の苦痛が生まれる。このような苦痛を専門に扱うケアが、欧米の医療機関では広く行われているが、日本では認知されず、絶望の淵で過ごす方が少なくない。

本書は50年にわたる日本とドイツでの患者訪問を通して培った、病んでいる方への力付け(=エンパワーメント)の集大成である。キリスト教を一つの入口とした実践例は、他宗教、無宗教の垣根を越え、全ての方に共通した道筋となるであろう。

 

1章 後回しにされた心の教育

1 心の定義

2 社会の状況

3 心の位置

4 心の教育

 

2章 医療に不可欠なもの

1 スピリチュアルケア教育研究機関

2 病める人からのスピリチュアルケア

 

3章 全人と全人的

1 人間像

2 人間尊重と尊敬――「物」と「者」

3 病院の中心は「人」か「病気」か

 

4章 生きる目標と活かせること

1 信念と生きる目標

2 「活かせる力」対「滅ぼす力」

3 自他を活かす(せる)あいさつ

4 「笑顔」対「本物の顔」

 

5章 内面性

1 内面的な援助――祈ること

2 スピリチュアルケアにおける信条や宗教

 

6章 喪失

1 喪失による成長の可能性

2 挫折は人生を変える可能性

3「がんばろう、東北」より「生きよう、東北」

 

7章 スピリチュアルな事柄

1 スピリチュアルな出来事に触れて

2 スピリチュアルな健康とスピリチュアルな痛み

 

8章 スピリチュアルな痛み

1 スピリチュアルニーズと痛み

2 コントロールできない人生

3 スピリチュアルな闘い 

4 スピリチュアルな痛みの由来

5 何を話したらいいのかわからない――無力・無力感

 

9章 スピリチュアルケア

1 スピリチュアルケアの原点・存在意義

2 「心・霊・魂のケア」を全ての病んでいる方々に

3 スピリチュアルケア

4 ホスピスもサプリメントにすぎない――現代人のホスピスへの憧れと希望

5 ホスピスとボランティアの原点に帰る

 

10章 スピリチュアル・ケアワーカー

1 叫びに気づく

2 スピリチュアルケアのパイオニアとして

3 エイズ患者と共に生きる

4 患者訪問はチャンスでありチャレンジでもある

5 社会の変革者――change agent

 

11章 スピリチュアルケアと日本

1 社会に対するスピリチュアルな働きかけ

2 傾聴――良きスピリチュアル・ケアワーカーであるために

3 スピリチュアル・ケアワーカーの仕事場を求めて

4 スピリチュアルケアは国際的

 

12章 現象――医学/医療 

1 スピリチュアルケアと日本の医療界

2 患者への全人的ケアを願う方々へ

3 医療の中心課題は病気ではない

4 健康増進活動拠点病院:HPH

 

付録 神学が試されている時 

1 臨床パストラル教育(CPE)を必修科目に

2 臨床パストラルケアを可能にさせるCPE

3 CPEの基礎

4 神学カリキュラムに取り入れるための障害と困難

5 CPEカリキュラム化から生じる利点

6 CPEのカリキュラム化の必要性

 

コラム 安楽死について(ある動物看護士の体験から)、

    納得できる人生――目標と手段の区別、他

 

■著者

ウァルデマール・キッペス Waldemar Kippes

NPO法人臨床パストラル教育研究センター理事長。文学博士。1930年ドイツ生まれ。1956年来日。ラ・サール学園、鹿児島大学、上智大学、南山大学、アントニオ神学院講師を経て1995年久留米聖マリア学院短期大学教授。

1976年より東京「いのちの電話」スーパーヴァイザー、1991年姫路聖マリア病院で臨床パストラルケア教育の指導、1998年臨床パストラル教育研修センター所長、2007年より現職。全国各地で専門職の養成講座を開き、ケアの指導と普及に身を投じている。

 

 

イエスは助けてくれますか
――闘いの中にいるあなたへ

 

著者 ウァルデマール・キッペス

体裁 四六判 218頁 並製

定価 1800円+税

ISBN978-4-9906666-6-8

過去の重荷を下ろし、心の平安の旅へ――

 

病気、死別といった耐え難い人生の苦しみに、同じく苦しみ抜いたイエスの生き様、行動は現代の一つの道案内をはたします。日々の出来事、臨床の現場から、生きる力を取り戻す実践の書。

 

ことばと行い①

1 本物の人

2 人生の締めくくり――よき死とは

3 使命に向き合う

4 死のニュース

5 不思議なことに気づく

6 信仰の試し

7 自分を捨てる

8 ことばと行い

9 心と魂のケア

10 日常の厳粛な叫びを聴く

11 困っている人を相手にする

12 祈りの家と強盗の巣

 

ことばと行い②

1 その日を掴め

2 社会的疎外者

3 苦しみの意味を追い求めて

4 聴かなければ味わえない

5 神のイメージを作らない

6 苦しみ、悲劇の美化

7 不健全なプライドを捨てる

8 人生完成への道

9 あなたは何ができるか

10「努力すること」の閃き

11 感謝

12 許すこと

 

ことばと行い③

1 成長することは変わること

2 人を洗練させる手段

3 成長するチャレンジ

4 生きる辛さ

5 自分では作れない心の平安

6 自分に正直であれ

7 イエスも闘っている

8 過去の重荷を下ろす

9 計画にないプレゼント

10 恐れを抱かない力

11 エスペランサ――希望

12 自分自身を差し出す

 

ことばと行い④

1 自分は何のために生きるのか

2 世の光

3 内面的生活へのヒント

4 イエスは助けてくれますか

5 善と悪

6 自由にする主

7「敵意」を無くす

8 再び立ち上がる

9 わたしは憎まない

10 世界中でただ一人

11 わたしたちの父なる神

12 そこにイエスはいるか

 

ことばと行い⑤

1 心を洗練する旅

2 何の問題もない人生

3 母の心のように

4 人は生きてきたように死んでいく

5 あるがままに生きる

6 心の整理

7 希望を持ち続ける

8 真心から出たことば

9 関係のない生き方はない

10 心と心の出会い

11 わたしは信じる

12 ふたつのクリスマス

 

■著者

ウァルデマール・キッペス Waldemar Kippes

NPO法人臨床パストラル教育研究センター理事長。文学博士。1930年ドイツ生まれ。1956年来日。ラ・サール学園、鹿児島大学、上智大学、南山大学、アントニオ神学院講師を経て1995年久留米聖マリア学院短期大学教授。

1976年より東京「いのちの電話」スーパーヴァイザー、1991年姫路聖マリア病院で臨床パストラルケア教育の指導、1998年臨床パストラル教育研修センター所長、2007年より現職。全国各地で専門職の養成講座を開き、ケアの指導と普及に身を投じている。

 

 

人生の旅の目的地
――ときを生きる小さな試み集

 

著者 ウァルデマール・キッペス

体裁 A5判 212頁 並製

定価 1860円+税

ISBN978-4-900354-93-7

人生は旅である。人生に目的地があるのなら、どのような障害に直面してもそれを越えようとするだろう。逆に目的地がなければ、その苦痛や苦しみに意味を見つけられず、すぐに諦めてしまうだろう。

「時」を有効に使うために、自分にとって何が大切であるかをまず知るべきである。自分にとって大切な事柄は自分の「天命」、「使命」であり、それらは静けさ、瞑想、人生の出来事の内に発見することができる。

 

■目次

「新しい人間」「内なる声」「魂の癒しの薬」「不思議がる心」「計画にない出来事」「現実への理解」「人生に隠された苦しみの意味」「信仰の矛盾を生きる」「人生の最終目的地」「期待し続ける大切さ」「希望は人を動かす」「本物になる試練」「病者との心のズレ」「現実に立脚した信仰生活」「内面の静けさ」「勇気を持って習慣を見直す」「自分の中の悪に気付く」「体験的学びの大切さ」他60トピック。

 

■著者

ウァルデマール・キッペス Waldemar Kippes

NPO法人臨床パストラル教育研究センター理事長。レデンプトール会(ローマ・カトリック教会)司祭。文学博士。1930年ドイツ生まれ。1956年来日、鹿児島県にて司牧活動に従事。ラ・サール学園、鹿児島大学、上智大学、南山大学、アントニオ神学院講師を経て1995年久留米聖マリア学院短期大学教授。

1976年より東京「いのちの電話」スーパーヴァイザー、1991年姫路聖マリア病院で臨床パストラルケア教育の指導、1998年臨床パストラルケア教育研修センター所長、2007年より現職。終末期患者等へのスピリチュアルケアの実践とともに、ケア専門職の養成講座を開き、普及に尽力している。

 

 

どう生き どう死ぬか―現場から考える死生学

 

監修 清水哲郎

編者 岡部健/竹之内裕文

著者 相澤出/成田憲史/諸岡了介/日笠晴香

   山本佳世子/鈴木亮三/高橋由貴/桐原健真

   井藤美由紀/田代志門/大村哲夫

 

体裁 四六判 292頁 並製

定価 2,000円+税

ISBN978-4-900354-90-6

昭和20年代まで日本人の8割は自宅で死を迎え、死にゆく人、看取る人、ともに死を受け止める価値観、文化を持っていた。在宅ホスピスという死の現場を共有する執筆者たちは、この失われた文化を取り戻し、死から逃げず、死と向き合いながら生きていくとはどういうことかを、生命倫理、哲学、社会学、宗教学などさまざまな視点から解説する。

 

 

序 どう生き、どう死ぬのか

 

1章 在宅ホスピスの現場から

延命至上主義からの脱却/在宅ホスピスへの道/臨床死生学という課題

 

2章 看取りを支える、生を支える

在宅ホスピスで働くこと/体験からケアを学ぶ/ホスピス・ケアと「生」

 

3章 最期の選択

あらかじめ決めるということ/事前指示という意思決定/事前指示の難しさ/あらかじめ話しあう重要性

 

4章 教育現場における生と死

死の経験の欠如/デス・エデュケーションから「死への準備教育」へ/「死への準備教育」から「生と死の教育」へ/「生と死の教育」から「生の教育」へ/「生と死」を教える

 

5章 死すべきものとして生きる

「生」は「死」において輝く/「死」から逃走する社会/よく生きるということ/死すべきものとしての人間

 

6章 死すべきものの仕事

「やり残された仕事」とはなにか/生きることと死の恐怖/「仕事」を通じた自己の再発見/死にゆく人びとからのメッセージ

 

7章 遺された言葉

遺された言葉の前で途方にくれる/正岡子規の病床の言葉/日常語の中の死/遺された言葉を手に取る 

 

8章 〝あの世〟はどこへ行ったか

「お迎え」体験の実態/現代日本人の宗教性と「お迎え」/幕末・明治における死生観の変容/〝あの世〟を語らない近代日本/而して人情を如何せん

 

9章 日本人の死生と自然

近代的自然観に対する反省/二宮尊徳における天道と人道/「死して不朽」――吉田松陰の死生

 

10章 死別の悲しみとそのかなた

大切な人を喪うと/死別後の悲嘆とは──夫を亡くしたとき/どのように悲嘆に対処するか/私たちにできること

 

11章 受け継がれていく生

死に直面する人間の苦悩/世代継承性への臨床的アプローチ/世代継承性への社会的アプローチ/コミュニティにおける「いのち」の継承

 

終章 人生の終りをどう生きるか

厚労省のガイドライン/意思決定のプロセス/人生の終りをどう過ごすか/物語りつつ生きる生における喪失

 

―コラム紹介―

①病院の思想

②ホスピス・緩和ケア

③告知とインフォームド・コンセント

④安楽死

⑤QOL

⑥死のタブー化

⑦死を詠む

⑧虫のしらせ

⑨自然死

⑩スピリチュアル・ケア

⑪イエ永続の願い

 

■監修者紹介

清水哲郎(しみず てつろう)

1947年生まれ。東京大学大学院人文社会系研究科上廣死生学講座教授。専攻、哲学・臨床倫理学・死生学。

 

■編者紹介

岡部 健(おかべ たけし)

1950年生まれ。医療法人社団爽秋会理事長。東北大学医学部卒。静岡県立総合病院呼吸器外科医長、宮城県立がんセンター呼吸器科医長等を経て1997年、医療法人社団爽秋会を設立した。

 

竹之内裕文(たけのうち ひろぶみ)

1967年生まれ。静岡大学創造科学技術院・農学部准教授。東北大学理学部数学科卒、東北大学大学院文学研究科博士課程修了。専攻、哲学・死生学・生命環境倫理学。

 

 

病気は人として成長するチャレンジ

 

著者 ウァルデマール・キッペス

体裁 A5判 96頁 並製

定価 1400円+税

ISBN978-4-900354-92-0

病気になっても内面的に元気でなければならない―
人間である以上、生きるには内面(心・霊・魂)の力が必要で、その力を育み利用する必要性を少しでも取り戻すことができれば、困難に出遭った時に最小限、自己を守れるようになるだろう。 日本でスピリチュアルケア普及に努める著者が、自身の入院体験におけるスピリチュアルな歩みを通して、苦難に立ち向かう知恵を語る。

 

PARTⅠ 病歴と手術

 

PART Ⅱ スピリチュアルな面

1.内面的とはスピリットによるもの、

  スピリチュアルなもの

1-1 スピリット・スピリチュアルの理解・定義

1-2 スピリチュアル=内面的な生活

2.わたしに与えられた内面的(スピリチュアル)な体験や事柄

2-1 わたし自身の中に起こった内面的(スピリチュアル)な体験や事柄

2-2 自然や設備からの援助

2-3 他者からの内面的な援助

3.自分自身が行ったスピリチュアルな事柄

3-1 内面性を守る工夫

3-2 他者への刺激

4.スピリチュアルな援助

4-1 他者より

5.スピリチュアルなセルフケア

6.癒し

6-1 癒しになった事柄

6-2 癒しにならなかった事柄

7.スピリチュアルな生き方の反省

7-1 内面的な危険、戸惑ったスピリチュアルな事柄

7-2 内面的(スピリチュアル)なマイナスになった/であった事柄

7-3 スピリチュアルな生き方を活かせなかった事柄

7-4 他者から援助して欲しかった事柄

8.心理的な事柄

8-1 ポジティブな要素、心理的な助けになった人物、

安心感を与えた要素

8-2 単純な喜び 

8-3 アサーション(assertion)および提案・推薦したい

心理的・知的な手助け

8-4 ネガティブな要素

8-5 提案

9.結び

 

付録

 

 

■著者

ウァルデマール・キッペス Waldemar Kippes

NPO法人臨床パストラル教育研究センター理事長。文学博士。1930年ドイツ生まれ。1956年来日、鹿児島県にて司牧活動に従事。ラ・サール学園、鹿児島大学、上智大学、南山大学、アントニオ神学院講師を経て1995年久留米聖マリア学院短期大学教授。

1976年より東京「いのちの電話」スーパーヴァイザー、1991年姫路聖マリア病院で臨床パストラルケア教育の指導、1998年臨床パストラル教育研修センター所長、2007年より現職。全国各地で専門職の養成講座を定期的に開催。

 

 

特定保健指導・今日から始める食事デザイン
かんたん『折紙ダイエット』

 

監修 山下光雄

執筆 茅野文義

体裁 A5判 98頁 並製

定価 1,700円+税

ISBN978-4-900354-87-6

ハウス作成セット(台紙、カット折紙)

CD-ROM(目安栄養電卓、折紙栄養電卓)

 

三角形の折紙を使う栄養計算は、とてもやさしい方法です

 

1章 ダイエットデザインハウス

 1 理想的な食事とダイエットデザインハウス

   バランスのよい食事とは

   ダイエットデザインハウスの考え方

 2 折紙のルールについて

 3 具体的な使用例

   目安栄養量について

   ハウスの作成(目安栄養量)

   本日の食事調査(1日分)

   ハウスの作成(本日の食事)

   目安栄養量と本日の食事との比較

   「折紙栄養計算電卓」でデータ化する

 

2章 折紙枚数への換算

   外食時の折紙換算目安

   嗜好品の目安量(菓子類)

   嗜好品の目安量(飲料等)

   運動時の目安量(消費時間)

   食生活のヒント   

               

3章 「栄養電卓」について

 1 目安栄養量電卓

   目安栄養量の算出

   便利な機能

 2 折紙栄養計算電卓

   成分表

   目標値

   第1日~第5日

   集計・平均

   長野県人はなぜ長生きなの?

 

4章 関連資料

   食品の100kcal成分表

   付属CD-ROMの使い方

   折紙ダイエットハウス(CD-ROM収録曲)

 

◎ダイエットデザインハウス:付属の折紙1枚の大きさが100kcal、3つの色は栄養グループの種類を表します。パズル感覚で自分だけの理想ハウスを作成し、日々のハウスも作ることで栄養バランスが手に取るように分かります。

◎「栄養計算ソフト」:身長、体重、年齢、性別、生活状態の入力で摂取カロリーを計算。減量計画も立てられます。

◎「折紙栄養電卓」:栄養の偏りを色で知らせます(基本期間は5日、延長可)。

◎食品の100kcal成分表

◎料理名、食品名、嗜好品、運動の100kcal目安表

◎栄養バランスを楽しく覚えられる歌を収録。食育用としてもお使い頂けます

 

 

■監修者

山下光雄:千葉県立衛生短期大学教授、鎌倉女子大学教授を経て、現在慶應義塾大学病院スポーツクリニック非常勤講師。

 

■著者

茅野文義:管理栄養士、調理師。有限会社ヘルスサポート代表取締役。全国の給食会社で栄養士、調理師の研修に携わり現在受講者が1万人を超えた。

 

 

教育の探究
――現代日本の教育

 

著者 岩本俊郎 岩本俊一

    櫻井歓 水崎富美 

体裁 A5判 192頁 並製

定価 2,200円+税

ISBN978-4-900354-79-1

第1章 教育の思想と教育学

 第1節 教育の基底

  1 教育における子どもと大人 

  2 教育の原基形態としての教育的関係

  3 教育基本法が示唆するもの

  4 教育の基底

 第2節 教育の思想

  1 教育におけるヒューマニズム

  2 ブルジョワジーの教育思想

  3 ルソーにおける子どもの発見

 第3節 教育学成立への道

  1 教育学成立の前提

  2 ペスタロッチの思想と実践

  3 教育学の成立 

 

第2章 現代日本の教育理念

 第1節 教育勅語から教育基本法ヘ

  1 教育理念の転換

  2 教育基本法の成立

  3 教育基本法「改正」への動き

 第2節 教育基本法における学習権の保障

  1 人権としての教育

  2 教育基本法における学習権の保障

  3 学習権保障の諸相

 第3節 教育の自律性と精神の自由

  1 教育の自律性 

  2 教育における精神の自由の問題 

 

第3章 現代目本の学校教育

 第1節 戦後教育課程の構造と思想

  1 教育課程の模索と公民教育

  2 教育課程の質的構造転換

 第2節 現代の教育課程改革と市民形成

  1 「子どもの権利条約」と市民形成

  2 総合学習の創造的実践と市民の形成 

 第3節 男女共同参画社会と教育課程編成の課題

  1 教育課程編成における新たな視点

  2 目本の教育課程編成とジェンダー

  3 ジェンダーと教育課程改革の新たな動向

 

第4章 教員養成の問題

 第1節 戦前目本の教員養成

  1 問題の所在

  2 明治期教育政策の転換と教員養成

  3 森有礼の教員養成政策

  4 天皇制絶対主義教育の破綻

 第2節 戦後教育改革と教員養成

  1 新しい教員養成のあり方を求めて

  2 戦後の教員養成制度の出発

  3 開族制教員養成と教職の専門性

 第3節 教員養成政策の転換

  1 開放制の意義

  2 政策転換の背景

  3 改正教免法の骨子 

  4 教師の「資質」向上を求めて

 

  参考資料

 

 

使って 学んで 知ろうCGのこころえ

 

著者  楊国林 北浦肇 共著

体裁 B5判 152頁 並製

定価 2,800円+税

ISBN978-4-900354-85-2

第1部 基礎概論

序-1 コンピュータ・グラフィックスと画像処理

序-2 コンピュータ・グラフィックスの必要性

序-3 コンピュータ・グラフックスの応用

序-4 コンピュータ・グラフィックスを学ぶために

 

1 グラフィックスとは

1-1 意義

1-2 歴史

1-3 文字との対比

1-4 応用

 1-4-1 産業界(CAD:製品設計)

 1-4-2 ビジネス分野(多変量解析処理)

 1-4-3 科学技術分野(シミュレーション)

 1-4-4 映像、芸術分野(絵画、動画、アニメーション)

 1-4-5 その他の分野(三次元描画)

 

2 表示装置

2-1 表示装置の構成

2-2 表示装置の性能

 2-2-1 解像度

 2-2-2 解像度とデータサイズ

 2-2-3 解像度とエリアシング

 

3 色表示技術

3-1 色と光

3-2 光とエネルギー

3-3 彩色処理

 3-3-1 三原色

 3-3-2 RGB表色系

 3-3-3 マンセル表色系

 3-3-4 HLS表色系

3-4 彩色表示

 3-4-1 フルカラー(24ビットカラー、トゥルーカラー)

 

4 二次元表示技術

4-1 二次元グラフィックスの表示概念

 4-1-1 擬似画材による描画

 4-1-2 ノーマル描画

 4-1-3 ハードな画材による描画

 4-1-4 ソフトな画材による描画

 4-1-5 その他の描画

4-2 基本描画技術

 4-2-1 点

 4-2-2 線

 4-2-3 曲線

4-3 描画編集機能

 4-3-1 削除

 4-3-2 移動

 4-3-3 複写

 4-3-4 拡大

 4-3-5 縮小

4-4 描画編集機能を用いることの意味

 4-4-1 修正 

 4-4-2 パターン化

 4-4-3 レイアウト

4-5 その他の編集機能

 4-5-1 グラデーション

 4-5-2 画面合成 

 4-5-3 色の変更 

 4-5-4 その他の技術

 

5 三次元表示技術

5-1 三次元グラフィックスの表示概念

5-2 三次元形状のモデル化

 5-2-1 空間の表現

 5-2-2 座標系の表示

 5-2-3 座標系の種類

 5-2-4 座標系の回転

 5-2-5 座標系の組合せ

 5-2-6 具体的な対象物の表示方法

5-3 陰面消去

5-4 陰影づけ

5-5 光源の種類

 5-5-1 反射

 5-5-2 光沢感(ハイライト)

 5-5-3 光源

5-6 材質感の表現

 5-6-1 テクスチャ・マッピング

 5-6-2 バンプ・マッピング(立体写像、bump mapping)

5-7 その他の効果的な三次元表示技術 

 5-7-1 レイ・トレーシング(ray tracing)

 5-7-2 フラクタル

 

6 動画技術

6-1 コンピュータ映像とテレビ映像

6-2 映像はどうして動くのか

6-3 動画の歴史

6-4 映像のサイズ

6-5 アニメーション

 6-5-1 アニメーションの作成手順

 6-5-2 その他のアニメーション技術

6-6 リニア編集ノンリニア編集

6-7 編集の多様性について

 

第2部 基礎演習

1 PCの基礎知識

1-1 本体

1-2 マウス

1-3 キーボードとホームポジション

1-4 モニタ

 

2 補助記憶装置

2-1 ファイル

2-2 初期化

 

3 PCの基本操作

3-1 起動と終了

3-2 その他の場合の対処

3-3 ウィンドウのボタンと操作

3-4 ファイルの保存と読み込み(開く)

 

4 基礎描画課題

4-1 RGB色表示①(色の基礎知識1)

4-2 RGB色表示②(色の基礎知識2)

4-3 デジタル自画像(濃淡の基礎知識)

4-4 似顔絵を描こう(基本描画)

4-5 模写をしよう(高度な描画)

 

5 基礎編集課題

5-1 ガーデニングをしよう(基本編集)

5-2 風景画を描こう(グラデーション)

5-3 パターンによるデザイン(パターン編集)

5-4 果物の盛り合わせ(レイヤー合成)

5-5 ドロー系機能の基本操作練習 

 

6 総合演習課題

6-1 シンボルマーク(総合演習課題1)

6-2 おもしろい文字(総合演習課題2)

6-3 包装紙と紙袋(総合演習課題3)

6-4 ポストカード(総合演習課題4)

6-5 ファッションデザイン画への応用(総合演習課題5)

 

7 合成課題

7-1 絵日誌(ワードと写真の合成)

7-2 からくり写真(写真の合成1)

7-3 パッケージ作成(写真の合成2)

 

8 3D描画課題

8-1 3D描画 

 

9 アニメーション課題

9-1 ぱらぱらまんが

9-2 画像のデータ量

9-3 誇張技術 

9-4 作品評価 

9-5 編集の基礎 

9-6 自由編集 

9-7 アニメの作成

 

 

スピリチュアルな痛み
―薬物や手術でとれない苦痛・叫びへのケア(初版)

 

著者 ウァルデマール・キッペス

体裁 A5判 352頁 並製

定価 2500円+税

ISBN978-4-900354-91-3

病気や災害時など極限状態の時にあらわれる心と魂の痛みや叫び、「なぜこの私がこんな目に」「これ以上迷惑をかけたくない」「死にたくない」などは治療の対象とみなされず多くの人は一人、苦しんでいます。「なぜこれらの痛みが起きるのか」「何もできないからと気休めの言葉をかけるしかないのか」、痛みの解放へと向かう過程を実例で紹介しつつ、スピリチュアルケア全体を解説します。

 

PROLOGUE 人生の確かな保障とは

 

CHAPTER-1 スピリット・スピリチュアリティ・スピリチュアルライフ

 

CHAPTER-2 スピリチュアルな痛み

Ⅰ 痛み

Ⅱ スピリチュアルな痛み

 

CHAPTER-3 スピリチュアルケア

Ⅰ スピリチュアルケアの基本

Ⅱ スピリチュアルケア・ワーカー

 

CHAPTER-4 スピリチュアルケアの実践

Ⅰ スピリチュアルな痛みと他の痛みの区別

Ⅱ 痛みのコントロール

Ⅲ スピリチュアルな痛みの元になる8つの事柄

Ⅳ スピリチュアルな痛みのアセスメント・スピリチュアルな痛みへの対策

Ⅴ スピリチュアルケアの実践例 一期一会

 

CHAPTER-5 医師や信仰/宗教によるスピリチュアルな痛み

 

CHAPTER-6 将来に向かってスピリチュアルな痛みからの解放

 

付録

 

■著者

ウァルデマール・キッペス Waldemar Kippes

NPO法人臨床パストラル教育研究センター理事長。文学博士。1930年ドイツ生まれ。1956年来日、鹿児島県にて司牧活動に従事。ラ・サール学園、鹿児島大学、上智大学、南山大学、アントニオ神学院講師を経て1995年久留米聖マリア学院短期大学教授。

1976年より東京「いのちの電話」スーパーヴァイザー、1991年姫路聖マリア病院で臨床パストラルケア教育の指導、1998年臨床パストラル教育研修センター所長、2007年より現職。全国各地で専門職の養成講座を定期的に開き、ケアの普及に身を投じている。著書『スピリチュアルケア』『ともに生きる』ほか。

 

 

実践栄養ケア・マネジメント

 

著者 茅野文義

体裁 B5判 160頁 並製

定価 1,500円+税

ISBN4-900354-78-3

第Ⅰ部 栄養ケア・マネジメント――NCMの主役 食のパートナーとして!

  1 栄養ケア・マネジメントの内容

  2 担当者の業務分担

  3 基本帳票とは

  4 基本帳票の作成

   栄養リスク判定書/栄養アセスメント書Ⅰ/栄養アセスメント書Ⅱ-①/栄養アセスメント書Ⅱ-②/栄養アセスメント書Ⅱ-③/栄養ケア計画書(プラン)/栄養ケア評価書(モニタリング結果書)/栄養ケア提供経過記録書/カンファレンス記録書/喫食率調査表/付 「栄養ケア計画書」の文書例

 

第Ⅱ部 栄養カルテとその使用法――NSTの主役 食のパートナーとして!

 1章 栄養カルテⅠ(調査票)

  1 栄養カルテⅠで食生活と食習慣を知る

  2 クライアントのプロフィール 

   栄養カルテ(スクリーニングⅠ)/栄養カルテ(スクリーニングⅡ)/栄養カルテ(スクリーニングⅢ)/栄養カルテ(アセスメントⅠ)/栄養カルテ(アセスメントⅡ)/

 2章 栄養カルテⅡ(日計表)

  1 ステップアップに欠かせない栄養カルテⅡ

   栄養カルテⅡ/日別実食栄養量表

 3章 栄養カルテⅢ(集計表 5日間,30日間)

  1 5日間の日計表で食事管理・治療に効果

   栄養カルテⅢ/実食栄養調査表(5日間)

 4章 栄養カルテの病態別使用法

 [1] 糖尿病

  1 調査票Ⅰ(No.1)栄養カルテⅠ

  2 調査票Ⅱ(No.2)栄養カルテⅠ

  3 日別実食栄養量表(日計表)栄養カルテⅡ

  4 実食栄養量調査表(5日間,30日間)栄養カルテⅢ

  5 チェックポイント

 [2] 疾病による使用法の違いと留意点

   脳卒中/心臓病/高血圧症/高脂血症/肝臓病/腎臓病/膵臓病/胃・十二指腸潰瘍/低栄養/嚥下障害/痛風/骨粗鬆症/ガン

 

第Ⅲ部 栄養カルテ活用のための基礎知識

 1章 ビタミン

   ビタミンA/ビタミンB1/ビタミンB2/ビタミンB6/ビタミンB12/ナイアシン/パントテン酸/葉酸/ビタミンC/ビタミンD/ビタミンE/ビタミンK/ビオチン/イノシトール/コリン/パラアミノ安息香酸/

   リボ核酸/ビタミンP/ルチン/ビタミンQ/ビタミンU

 2章 ミネラル 

   カルシウム/リン/カリウム/ナトリウム/塩素/イオウ/マグネシウム/鉄/亜鉛/銅/マンガン/モリブデン/クロム/ヨウ素/セレン/コバルト/ケイ素/フッ素/バナジウム/ニッケル/リチウム/

   ゲルマニウム

 3章 三大栄養素

  1 脂肪酸について

 [脂肪酸] 飽和脂肪酸/オレイン酸/リノール酸/α-リノレン酸/γ-リノレン酸/アラキドン酸/EPA/DHA/コレステロール

  2 糖質について

 [糖質] ブドウ糖/果糖/ガラクトース/乳糖/オリゴ糖

  3 タンパク質について

 [タンパク質] イソロイシン/ロイシン/リジン/フェニールアラニン/メチオニン/スレオニン/トリプトファン/バリン/ヒスチジン/アルギニン/アスパラギン酸/グルタミン酸/タウリン/グリシニン/レクチン/グルテンペプチド/カゼイン/CPP/コラーゲン/シスチン/β-カゾモルフィン/

   エリスロポエチン/ラクトフェリン/グルコサミン/カルニチン/ラミン

  4 第4の栄養素について

   食物繊維/不溶性食物繊維/水溶性食物繊維/キチン・キトサン

 4章 病気と栄養素

   脳卒中/痴呆/口内炎/かぜ/虚血性心疾患/高血圧/低血圧/動脈硬化/胃炎/

   胃・十二指腸潰瘍/大腸炎/潰瘍性大腸炎・クローン病/大腸ポリープ/便秘/痔/下痢/急性肝炎/慢性肝炎/脂肪肝/アルコール性肝炎/肝硬変/腎臓病/急性膵炎/慢性膵炎/

胆石症/胆嚢炎・胆管炎/糖尿病/低血糖症/痛風/高脂血症/バセドウ病/肥満/やせ/   関節炎/食物アレルギー/アトピー性皮膚炎/気管支喘息/貧血/更年期/骨粗鬆症/老化/白内障

 5章 カルテ・検査 

 〔身体〕BMI/体脂肪率/上腕筋皮下脂肪圧/上腕筋囲/ウェスト・ヒップ比/血圧/脱水

 〔肝臓〕AST・ALT/γ-GTP/LDH/ALP/LAP/ChE/NH3/Bi/TTT/ZTT

 〔膵臓・尿酸〕血清アミラーゼ/膵リパーゼ/UA

 〔脂質〕TC/TG/HDL/アポタンパク

 〔糖尿〕血糖値/HbA1c/1.5AG/IRI, CPR/尿糖

 〔腎臓〕BUN/Cr/血清ナトリウム/血清クロール/血清カリウム/血清カルシウム/

   血清マグネシウム/血清リン/タンパク尿

 

 資料Ⅰ 計算方法

 資料Ⅱ JARD:身体計測値

 資料Ⅲ 食事摂取基準

 

■著者

茅野文義:管理栄養士、調理師。有限会社ヘルスサポート代表取締役。全国の給食会社で栄養士、調理師の研修に携わり現在受講者が1万人を超えた。

 

 

牧の詩
五十崎喬第一句集

 

編者 五十崎康 

体裁 四六判 204頁 上製(函入)

昭和七年-八年

昭和九年-十年

昭和十一年

昭和十二年-十三年

昭和十四年

昭和十五年-十六年

昭和十七年-十八年

 

五十崎 喬 年譜

あとがき  五十崎 康

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